とまとま旅にっき2010


旅打ち 花月園競輪・いわき平競輪へ 2010年2月11日〜13日



大正15年。横浜鶴見の小高い丘に「花月園遊園地」が開園した。
開園当初は動物園や噴水・ブランコがある程度の遊園地だったが、のちの好景気により施設を充実。
大山すべり・豆汽車・観覧車・飛行船塔・登山電車など次々と新しいアトラクションを投入。
外国人も大勢訪れ「東洋一の大遊園地」といわれた。
しかし、昭和になり、周辺に多摩川園や三笠園などの遊園地が出来ると共に客足は鈍化。
昭和21年11月。「花月園遊園地」閉園。

第2次世界大戦後の戦後復興を目的として日本中に作られた競輪場。
昭和25年6月。花月園遊園地跡地にも競輪場が建てられ、花月園の名を残し「花月園競輪」と名付けられた。

それから59年。

平成期に入り、競輪の売り上げは低迷。
66億円もの累積債務を抱え、平成22年3月限りでの花月園競輪場廃止が決定。
従業員207名については川崎競馬・大井競馬・サテライト横浜・平和島競艇にて受け入れるという。


さよなら花月園競輪。
今回は花月園競輪への旅打ちを企画しました。

日程表
1日目  2月11日(木) 仙台 12:00 → 東北道村田IC 12:30 → 首都高三ッ沢IC 17:45
                           新横浜プリンスホテル 泊
 
2日目  2月12日(金)  ホテル 11:00 → 花月園競輪場 → アクアライン 
 → 海ほたるPA → 東関道成田IC 18:15
                             成田ビューホテル 泊
 
3日目  2月13日(土) ホテル 11:00 → 東関道成田IC 11:10 → 大栄IC 11:20
→ 常磐道土浦北IC 12:30 → いわき中央IC 14:00 → いわき平競輪場
→ 常磐道いわき中央IC 17:00 → 常磐富岡IC 17:30 
→ 常磐道山元IC 19:20 → 仙台東部道名取IC 19:40 → 仙台
 



1日目 2月11日(木)

東北道上河内SAにて。
「モツっこうどん(880円)」
意外とボリューム満点!
ライスはサービス。
宿泊は「新横浜プリンスホテル
ダブルルーム以上確約のミステリープランで予約。
3人で7,600円(駐車場は別途1,000円)。

宿泊棟とショッピング棟が連結されている
42階建てのホテル。
新横浜駅から徒歩3分。
円筒状のオシャレな客室棟。
部屋はツインルーム。
26階の海寄りの部屋。
天気が良ければベイブリッジが見えるようだが見えず。

室内は綺麗だが狭い。
都心だから仕方ないよね。
但し、風呂場の浴槽は広かったです。
併設されたショッピング街「プリンスペペ」内で発見!
「ファミリーマート」の新業態「ファミマ!!
施設内ワーカーや宿泊者をターゲットとした都心立地の
ハイセンスなコンビニというコンセプトらしい。
部屋から新横浜駅を望む。

生憎の雨につき、駅周辺をぶらつく。
夕食はデパ地下の値引き弁当(笑)

21時頃にホテルに戻ってきたらフロント及び
ホテルのトイレが女性で埋め尽くされていた。
何事かと思ったら、隣接する横浜アリーナにて、
BIGBANG」というグループのライブがあった模様。
韓流って未だブームなんですか?

そして就寝。



2日目 2月12日(金)

雨も止み、2日目のスタート。
ホテルから10km程。
花月園競輪場」へ。

花月園競輪場の駐車場は全国47競輪場で1番少ない
150台しかない。

でも。
空いていたよ。良かった♪
1日500円。
見ての通り、スタンドはガラガラ。
当日は、とても寒い1日だったので外で見るには厳しいだろうが。

ちょっと話は反れるが。
約40年ほど前。某メーカーの営業マンだったtomaの父は横浜市鶴見区の独身寮に住んでいた。
寮からは花月園競輪場の鐘の音が聞こえる距離だったらしく、休日には同僚とよく通っていたらしい。
営業マンという仕事柄、ノルマさえ達成したら仕事中でも遊びに行ける。
当時はこのスタンドが常に満杯だったというから寂しい限りだ。
ラッキーステージではコンサルタントによる
無料予想会が開かれている。
昼食は、バックスタンド裏にある、ふくふく亭の「にこみライス(600円)」
アド街ック天国の横浜鶴見ベスト30の4位でも紹介された1品。
いろんな部位のホルモンがライスの上にカレーライスのように盛られたもの。
ホルモンは非常に煮込まれていて柔らかい。
が、部位によっては好き嫌いが分かれよう。tomaはフワ(肺)は苦手な味でした。
アド街ック天国よりもモヤモヤさまぁ〜ず2で紹介して欲しいお店。
こういうお店も営業は3月末まで。お店や従業員はどうなってしまうのだろうか・・・
スタンド裏、2階の販売所。
以前はここにも人々が並んでいたのでしょう。
地元の所属選手が1着になったレースでは、
選手のウイニングラン及び挨拶。
そして記念品を観客に配るイベントを行っていました。

コメタくんを使って?記念品(ポーチ)をGET(⌒∇⌒)

ちなみに、この際に貰えなかった客からは
選手に向かって「死ねや糞野郎」と暴言が。
こういう客層が若者を遠ざけてる一因かもしれないが。
どうせ、こういう場でしか愚痴れないような人間なんだよね。

そんな客層だけれど。コメタ君には優しく、
お小遣いや飴だまを渡そうとしていた。

いろんな面で人間くさくて面白い。
それが競輪場。
さよなら。
カモメ飛ぶサイクリングステージ。横浜花月園競輪場。

そもそも神奈川県には競輪場が多すぎた。
花月園、小田原、川崎、平塚と4場も存在。
特に花月園と川崎は直線距離で5kmも離れていない。
お互いに開催がダブらないようにしていたという。
また、京急花月園前駅からの長い上り坂。
更には近隣が住宅街のため出来ないナイター開催。
全てが重なり合っての廃止。

昭和の灯がまたひとつ消える。
気を取り直して。東京湾アクアラインを使って、海ほたるパーキングエリアに行ってみた。
川崎側から入ると、インターを過ぎて直ぐに東京湾アクアトンネルに入る。
約10kmのトンネルを過ぎると、そこが海ほたるパーキングエリア。
舟をイメージしたと思われるエリアのデッキ部分。風が強い。
アクアラインからパーキングエリアの駐車場への進入部。
マスコットキャラクター?
もっと巨大な商業集積を想像していたが、そこまで大きくはなかった。
フードコート。
グラン・ヴューCASAにて木更津あさり御膳(右)を喰う。
天ぷらが旨かった(⌒∇⌒)
最上階から見る木更津側。
こちらはトンネルでは無く、橋梁で繋がっている。
今日の宿泊は成田ビューホテル。
ツインルーム3人で10,600円(1食+サウナ券付き)
食事は夕食・朝食・昼食から自由に選べる。
駐車場は15日間無料。
海外旅行客の宿泊が多いのだろう。
ロビーでは雪だるまがお出迎え。  
ツインルームをトリプルルームに変更してくれた。
トリプルルームは非常に広い部屋。
水廻りに多少古さは感じるがウォシュレットも完備。
サウナ&ジエットバスの利用券付きだったので行ってみた。
通常は有料とのことで利用者は皆無。
1人でゆっくりとサウナ&水風呂を繰り返し楽しんでいたら、
風呂場フロントのお姉さんが浴室に現れた。

あまりに出てこないので心配しました。と。

tomaはサウナに行くと、
平気で3時間くらい入浴する人なんです。
ごめんね。

ちなみに昼食が遅かったため、食事券は朝食で使うことに。


3日目 2月13日(土)



朝食バイキング。

バイキングが10時までなのが嬉しい。
(ちなみにチェックアウトは12時)

皿いっぱいにポテトを山積みしていた外人には驚いた。
朝から生ビール・・・

って人は見掛けませんでした。
ソフトクリームも食べ放題。
10年ほど前に行った「すたみな太郎」以来だろうか。

相変わらず盛り方が下手だ(笑)
ホテルから出発して高速道へ。
ここでトラブル発生。
上り線と下り線を間違える・・・

どうせだからとルート変更。
霞ヶ浦経由で常磐道に入ることに。

霞ヶ浦は特記すべき点は無い大きな池でした。

道中で何度も見掛けた「秀じいの堆肥」
いわき平競輪場に到着。
1951年(昭和26年)に開設された競輪場。
2009年3月にリニューアルオープン。
近代的な競輪場に生まれ変わった。
フルリニューアルされた場内は基本的に室内全面ガラス張り。
冬期開催している競輪場では最北の競輪場(弥彦・青森・函館は冬期開催は無い)
全競輪場のうち唯一バンク内からの観戦が可能。
そんな訳で久々の旅打ちでした。

競輪の結果は・・・
聞かないで下さいorz

そして。

今回の紙くずたち・・・

さよなら花月園競輪・・・


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