旅 2009 〜ETC休日割で旅に出よう〜



高速道料金が最大1,000円になる景気対策のETC休日割引。
政権が民主党主導へと移行し高速道の無料化が現実味を帯びてきた訳だが。
もう暫くは今のままみたいだし。
とりあえず何処か遠くへ行ってみよう。
という企画の第3弾。
今回は高速道では過去最長の移動距離となった旅。




信州黒部・岐阜高山へ 2009年9月11日〜9月13日


今回は休日割をフル活用。
休日割引となる土曜日の深夜0時過ぎに目的インターを通過すべく計画。
混雑の予想されるシルバーウィークを避け、1週前の週末に決行。
別途通行料のかかる首都圏を避け、新潟廻りで信州長野へと向かいました。

9月11日(金)
仕事を終えた我々は18時過ぎ、仙台南ICから高速道へ。
東北道→磐越道→北陸道→上信越道と移動し。

翌12日(土)0時7分。
PAにて時間調整することなく長野IC通過。
ナイスですね〜!
0時20分。
長野市中心部の「ホテルセレクトイン長野」に到着。

1泊軽朝食付き3,980円。
部屋はノーマルなビジネスホテル。
元は違うホテルだった模様。
新興勢力に押されて価格訴求型へシフトしたのだろう。
宿泊料は安いが設備は古く、室内清掃も雑。
まぁ深夜到着で寝るだけだから十分か。
参考までに。
長野市の人口は約38万人。
本社を置く企業は味噌のマルコメ
土産店や湯ったり苑(銭湯)運営のタカチホ
おいしいキノコのホクトなどがある。

さて。そんな長野市。深夜の繁華街。
0時を過ぎているため、営業しているのは白木屋や、
庄屋のようなチェーン店ばかり。
そんな数少ない選択肢の中から、
我々が選んだのは点心・中華居酒屋「美食公園
点心居酒屋ならば中心になろう焼き餃子は売り切れ。
小籠包、水餃子、肉焼売などを注文。
味は・・・まぁこんなもんか。
そんな、点心・中華居酒屋で1番美味しかったのは、
魚貝のカルパッチョ風サラダだったかも(笑)
9月12日(土)

8時30分、ホテルを出発した我々は黒部ダムへ。
1時間ほどで扇沢駐車場へ到着。
関電トンネルトロリーバス「扇沢駅」
ここからは、日本唯一のトロリーバスにて黒部ダム駅へ。
往復2,500円。
黒部ダム駅までの所要時間は約15分。
トンネル内は狭いので途中、対向バスとすれ違う為の、
通過待ち合わせがあります。
黒部ダム駅に到着。
ここからは徒歩で黒部ダム展望台へと登ります。
長い階段は鈍りきったオッサンの体にはキツイ(苦笑)
そんな人のために。
階段の途中の休憩スポット。
破砕帯の湧水を飲んで一休み。
展望台に到着です。
ダイナミックな放水を観ることができました。
生憎の雨模様でいたが、
それはそれで神秘的。
展望台からは、また階段です。
ちなみにこの日の黒部ダム周辺の気温は12度。
雨で濡れた服から体温が奪われ・・・
かなり寒かったです。
黒部ダムの上から。

ちなみに、この水の勢いで直接発電しているわけではなく、
10km下流にある発電所のタービンを回して発電。

黒部ダム建設にかかった期間は7年。
費用は513億円(現在換算で1兆4000億円)
171人の犠牲者を出して作られたダムで、
下流には10基の発電所があります。
(専務島耕作 第4巻より)
黒部ダム建設の殉職者慰霊碑。
ここからケーブル―カーに乗って立山連峰を越え、
富山県側に抜けることが可能。
但し、立山までの往復料金は1万円以上かかるので、
ここから引き返すことに。
黒部ダム駅構内。黒部ダム模型などが展示。
トロリーバスで扇沢駅に戻った我々は。

大町市へ移動。
冷えた体を温めるべく、中華料理店へ直行。
途中の山道で2頭の小熊に遭遇。
さすがは山深い立山連峰。
大町市常盤の「我路(ガロ)」にて。
昨夜は食べることができなかった焼き餃子。
右は焼きラーメン。
味はなかなか(⌒∇⌒)
体が温まった我々は安曇野を抜け、道の駅風穴の里にて休憩をとり、岐阜県高山市へと向かう。
雨も治まりかけた16時頃。
本日の宿泊先「飛騨花里の湯 高山桜庵」に到着。
朝食バイキング付きダブルルームのシングルユースで1泊8,500円。
館内は廊下を含め全館畳敷き。
部屋も当然畳敷き。そこにダブルベット。
随所に和のテイストが光る。
ちなみに我々が宿泊した9月12日。
テレビ東京系列で放映された温泉番組で
このホテルが紹介されていた。
部屋の窓から望む高山市。
ちょっと気になる2つの建物。
其の壱.。

部屋を幕で覆われたアパート?
怪しい・・・
其の弐。

街を見下ろす高台にそびえ立つ怪しい建造物。
これだけ大きな建物なのに、
パンフレット等を見ても載ってない。

が。
これは後に判明する。
ホテルの屋上にある温泉で疲れた体を癒した後は。
高山の街へ繰り出します。
写真は高山駅。

そんな高山市。
日本で1番広い市町村で(2009年時点)
香川県や大阪府よりも広い面積を持つ。
人口は10万人弱。
主幹産業は観光業であろう。
1軒目は「呑み喰い処裕」という居酒屋へ。
飛騨牛焼きに飛騨牛刺、飛騨牛のユッケと飛騨牛三昧(笑)
他にも色々と・・・
大変おいしく頂きました(⌒∇⌒)
高山市の繁華街。
こじんまりとした。それでいて雰囲気のある繁華街。
2軒目も居酒屋へ。
味噌カツとか、ちくわ焼きカレーとか・・・
店の雰囲気が悪かったので早々に切り上げる。
3軒目はスナックへ。
店の女の子の話によると、
高山にはキャバクラの類は無し。

そして、ホテルの窓から見えた妙な建造物の謎。
答えは宗教○光の世界総本山だと。
そりゃあ、観光パンフレットには載ってないわと納得。

更に、この娘の話。
生まれも育ちも高山なのだが、
1度も黒部ダムに行った事がないのだとか。
まぁ「東京の住人は東京タワーに登らない」
という話はよく聞くからなぁ・・・
締めはラーメン店へ。カレーラーメンとライス。嗚呼、メタボ一直線。
ホテルに戻った後は。
屋上の温泉へ。
貸切風呂が空いていたので入浴してみる。
3つある貸切風呂。
上の2枚は一番小さな貸切風呂で1〜2人用。
右の写真は2〜4人用の貸切露天風呂。
 
9月13日(日)

朝食はバイキング。
飛騨牛つくねや、漬物ステーキ、朴葉みそなど
飛騨の郷土料理も豊富で大満足。
チェックアウト後は、高山の古い街並を探索。
仏ミシュランの旅行ガイドでは3つ星を獲得した街並み。
だからであろうか。
外国人観光客の姿が非常に多く見受けられた。
飛騨の小京都と言われる趣のある街並み。
そーいえば今回の旅行。
カレーライスを食べてないなぁ・・・

飛騨牛ローストビーフカレー。
食べていきたいけれど。
朝食バイキングのせいで満腹だ。
ちなみにこれは産婦人科です。
たばこの自販機もこんな感じで。
高山市には7軒の造り酒屋がある。
そのうちの1軒「原田酒造場」にて酒蔵を見学。
当日は中心街にて「飛騨の味まつり」というイベントを開催。
こうして我々は高山の街を後にした。
高山の街のはずれに。突如現れた例のアレ。
そんな高山から車で1時間ほど。
白川郷に到着。ここは白川郷・五箇山の合掌造り集落として1995年、世界遺産登録された。
更にはミシュランの旅行ガイドでも3つ星。
確かに雰囲気はあるのだが。
正直、こんなもんが世界遺産!?
っていうのが本音。
写真で見れば、良い箇所だけ写すわけだから
とても綺麗に見えるが。

住宅の前には住人の軽自動車が止まっていたり。
庭に物干し台が有ったり。
なんか、普通の田舎住居に来たって感じ。
まぁ生活者にしてみれば急に観光客が来るようになって、
むしろ迷惑だというのが本音なのかもしてないが。

これなら、福島の大内宿の方がマシだというのが
同行者の意見です。
国指定重要文化財「和田家」
昼食は信州蕎麦。
メニューは、おろしそばとざるそばのみ。
tomaはおろしそばを注文。大根おろし少なっ・・・
味は普通。
で。14時過ぎ。
東海北陸自動車道の白川郷ICから高速道に乗り、
21時前に仙台南ICに到着した我々でした。

写真は途中、磐越道阿賀野川SAで食べた
とくとくのカレーセット。
やっとカレーに巡り会えた(笑)

今回の行程。
仙台南IC〜長野ICは451.8kmで通常通行料金は9,250円。 
白川郷IC〜仙台南ICは562.7kmで通常通行料金11,250円。
これが共に1,000円なんだからお得だよね。

次は・・・
どこへ行こうかな(⌒∇⌒)

 
 
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